egavvo
egavvoさん について
明日ryBEATSの主催 人間検定193級が自分で同人サークルを立ち上げるほど日本語ラップを好きになったのはegavvoさんの影響が非常～に大きく、今回の周年イベントでトリ前をお願いするならこの方以外に居ないと思い、出演のオファーをさせて頂きました。
人間検定193級と古くから付き合いのある人だったら「この人のラップがマジで良い」みたいな話を結構してたので、“egavvo”に改名する前の旧名義“Mr.smile”さんの名前の方がピンと来る人もいるかもですね。みんなーッ！スマイルさんに10周年出てもらうゾー！
上京してすぐにニコニコ動画に入り浸るようになり、その巡回ルートに『ニコラップ』タグが加わるまでに時間はかかりませんでした。そんな折に見掛けたのがチョベリグ／DORA-CHANGという曲です。（DORA-CHANGはegavvoさんが当時ニコニコ動画で使っていた名義）
この曲があまりに刺さり過ぎたんですね。自分がそれまで音楽、もっと言えばラップというものに対して持っていた価値基準とは全く違う良さでブン殴られ、すぐさまTwitterでMr.smileさんをフォローしていました。
程なくしてライブをすること知り、当時埼玉の自宅から片道2時間弱掛けて今は無きクラブ南柏LUZROOTSに向かいます。それまでクラブという場所にさっぱり馴染みがなく過去に１回だけ行った事のある箱もなんかチャラくて居心地が悪い印象だったんですが、この南柏での夜は一人で居ても不思議と居心地がよく、ライブも滅茶苦茶良かったし、初めて話しかけた自分に対しegavvoさんも気さくに応じてくださったのも初心者心に非常にありがたかったですね。かくして人間検定193級はegavvoさんとその所属するクルーWhite Woodの追っかけと化し、千葉県柏市や都内各地のクラブに足繁く通う日々が続きました。
それまでHIPHOP系のイベントに縁のなかった自分にとって「この人が出るなら行ってみよう」と思う存在であり、夜遊びするようになった切っ掛けとも言えます。
明日ryBEATSの目指す音楽として、月並みですが「あの“良さでブン殴られる感覚”を皆さんに追体験して頂こう」という所があり、10年を迎えた今でもその初期衝動を胸に「ああでもないこうでもない」と頭を捻ってる次第です。
ちなみに明日ryBEATSの曲をある程度知ってる方が前述の曲を聴くと気付くかもしれませんが、初めて作った曲『コンパク_クオリア』なんて思い切りチョベリグのオマージュというかほぼほぼパクリですからね。同じトラック使ってるし。当時よくしばかれなかったなぁとつくづく思います。
他のコラム記事みたく「近年のegavvoさんの活動はズバリこうです！」といった具合に評するのは恐れ多いし難しいんですが、紆余曲折を経ながら音楽ジャンルの幅を広げつつも普遍的にある“めちゃくちゃラップがいい”という芯が全然揺るがないのは素直に凄いと思うし、僕にとってずっとラップヒーローですね。
レギュラー出演しているHuman Junction(偶数月第四土曜開催)には人間検定193級も大体遊びに行ってるので気が向いたら是非遊びに来てください、乾杯しましょう！
人間検定193級