堕武者グラインド

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2023/09/30 オールジャンルイベント「初老に向かって」DJ出演(堕武者Agai) イベント詳細

2023/11/12  第十回博麗神社秋季例大祭 堕武者グラインド申込中

堕武者グラインド について

 明日ryBEATS 人間検定193級が勝手に“心の師”と尊んでいる存在を挙げるとすれば誰だろうかと考えた時に、真っ先に浮かんでくるのが2人(2組?)いらっしゃいまして、それが今回ご出演いただくegavvoさん、そして堕武者グラインドです。

特段グラインドコアというジャンルに馴染みがある訳でも、音楽的な部分で参考にしている事がある訳でもないんですが、企画人としての姿勢や、自分の中の「同人なんだしやりたい事をやった方がいいな」という“同人観”は、堕武者グラインドの背中を見て培った所が多い気がします。(流石に過言ですかね?)

 

 堕武者グラインドを初めて見たのは2013年春M3のフリースペースでした。東京流通センターの角配置に人だかりが出来てて何事かと見ると「グラインドグリークラブ」という演目の終盤あたり、ちょうどゲストの可愛いお姉さんが電マ片手にデスボイスで叫んでいる所からお見掛けしました。それまで名前だけ聞いたことがある程度でしたが、滅茶苦茶面白そうだなと感じたのを覚えています。その次回にあたる2013年秋M3の「M3殺人事件」は演目の最初から拝見し、冒頭で“豚”と書かれたシャツを着た成人男性が「メロンブックスばんざーい!」と叫びながら緑色の液体を吐いて倒れ、囃子太鼓の音と共に『M3殺人事件』という横断幕が掲げられた下りでもう堕武者グラインドを大好きになってしまいました。これ以降、M3のたびに堕武者グラインドが何かやってるか覗きに行ったり出演イベント(麦酒夜宴)に遊びに行くようになります。

堕武者Agaiさんの好きな「ハードコア」「将棋」「プロレスリング」を融合させた究極のエンターテイメントショー『ハードコア将棋プロレスリング』の様子

コロナ禍混乱期になかなか観客動員開催が難しい中、配信イベントである事を活かした『徒然ヴァイオレンス出張編』。名作だと思っています。


 お試しで観て貰うには些か動画時間が長いかもしれませんが、上記の動画を観てもらうと分かるとおり「好きな事をやる」「面白いと思う事をやる」を一貫しつつも「観ている人を楽しませよう」というサービス精神に富んでいて、この姿勢はお手本にしたいなと日頃から感じています。

 冗談半分に聞こえるかもしれませんが、こと同人活動をやるにあたってこれは凄く大事な事だなって思っていまして、例えば同人音楽を聴く人達に向けて最大数に好まれるジャンル・最大数に好まれる曲調・最大数に好まれるボーカル・明日ryBEATSであれば最大数に好まれるラップスタイルでしょうか?それらを突き詰めていくと“ある種の正解のようなもの”は幾つか方向性くらいは存在すると思っています。自分の作りたい“好きなもの”が最大数に好まれる正解と同じ方向を向いていればとても幸せですよね。では、どうやら自分の“好きなもの”が最大数に好まれる正解と違う方向を向いているっぽい時にどうするか。

 それを考えた時に堕武者グラインドを見て感じるのは「“好きなもの”を優先すべきである、そのうえで独りよがりに自分の世界に閉じこもるのではなく“好きなもの”を通じて如何に多くの人を楽しませ(あわよくば良さを理解らせ)られるか手を尽くす」というスタンスを自分も貫いていきたいなという事です。クオリティが高くて最大数に気に入られる音楽を求めるだけだったら同人音楽以外でも探せるし、自分の好きな同人シーンはやっぱり意味わからんもので溢れてかえってる場所であって欲しいんですよね。

 

 堕武者グラインドと明日ryBEATSの関わりとしては、2016年の『堕武者+ultraviolence+15周年記念自主興行』にオファー頂いたのが初めましてになります。

ちなみに堕武者BOSSさんとはその少し前の2015年春、秋葉原で開催された『同人音楽「に」出会え!系カフェ』という催しでお話しさせて頂いてました。(その際は明日ryBEATSを気に入ってくださっているBOSSさんに対し自分が明日ryBEATSである事を伏せて「ほぇ~、ありたりー、びーつ‥‥?」とすっとぼけて沢山お褒めの言葉を引き出したりなどの狼藉を働いたこと本記事をお借りして謝罪します)

 その繋がりもあって15周年というハレの場に関係の少なかった明日ryBEATSをお呼び頂いたのですが、その際に堕武者Agaiさんから頂いたオファーのDMが物凄い丁寧だったんです。明日ryBEATSの活動歴10年間のなか、多少なりライブ・音源等のオファーを頂くこともあり、それらのオファーを受けた受けてない全て含めて、後にも先にも堕武者Agaiさんから頂いた文章が断トツ一番丁寧でした。ただ単に言葉遣いがビジネスメール然として失礼が無いというだけではなく、必要な情報をきちんと伝えつつ、相手に対するリスペクトやイベントに対する想いもちゃんと言葉にしたうえでDMを頂きまして、明日ryBEATSがのちにイベント企画者としても立ち回る事になった時に、この時のDMを思い出しては自分のオファー文は真摯な内容になっているだろうかと見返しています。なので明日ryBEATSからのオファーを受けたとき(特に事前に口頭で前置きしてない場合)に「なんか文章が固すぎん?」と感じた方がいらっしゃいましたらAgaiさんのせいです。

 ちなみに、このコラムシリーズ『〇〇について』も 堕武者+ultraviolence+15周年記念自主興行の特設ページ にて書いて頂いた『〇〇 with us』を真似したものだったりします。

 

 ここまで散々「同人サークルとしての~」だの「企画者としての~」だのと姿勢やメンタル面ばかり書いてきましたが、11/25はライブ形式でのパフォーマンスとなります。となると普段芝居形式のパフォーマンスしか見た事ない方からすれば「堕武者のライブってどうなの?」って思いますよね?主催自身も7年前の堕武者15周年興行のときに見たきりですが、その時の狂乱たるや凄まじく、また20周年前後からオリジナル・東方アレンジと曲のリリースも精力的にされていて、そのうえでの今回ですので、主催としては大変楽しみにしています。


 ご察しの通り型に嵌るのが好きじゃない明日ryBEATSです。その10周年イベントで堕武者グラインドに唯一つ出したオーダー。

「ハチャメチャやってくれ。」

人間検定193級